Arch Linux実機インストールメモ (Xインストールまで)

2012/6/30
Original: http://blog.osyoyu.com/2012/06/installing-archlinux-on-lenovo-g465/

ぽよ。

RubyとかApacheとかを使った開発、WindowsではまともにやるためにはVirtualBoxなど使って苦労していたので
今回Arch Linuxを実機インストールしてみた。
今まで仮想マシンでは何度もやったことあるので高をくくってたらすんごい苦労したぽよ。
UbuntuとかFedoraはCDからインストールしたあとGUIとか動いてすごいなあ、って思った一件。

ぽよ。
今回のリンク先はほとんどArchWikiです。
何度見に行ったことか……

環境

Lenovo G465
CPU: AMD Athlon II X2 Dual-core P340
Video: ATI Mobility Radeon HD 4270

HDD: 250GB
RAM: 8GB

インストール

まずはネットワークの確認。
無線LANしか使えない場合は、/arch/setup を起動する前に無線LANの設定を済ませておく必要があります。
下の方にちょろっと書きました。有線LANならばさっさと進みましょう。

# /arch/setup

を実行。適当に指示に従う。

参考: https://wiki.archlinux.org/index.php/Beginners'_Guide

無線LANのセットアップ (CUI)

暗号化方式はWPA2を使ってたので、とりあえず以下のようにしました。
WEPとかの場合はリンク先を参考に。

(このマシンでは)特に追加のドライバは必要ないよう。

/etc/wpa_supplicant.conf に接続先とかの情報があるっぽいので、デフォルトのものを削除して
wpa_passphrase ツールで生成、書き込み(でいいのかな)?

# mv /etc/wpa_supplicant.conf /etc/wpa_supplicant.conf-backup
# wpa_passphrase SSID "WPA2 Key" >> /etc/wpa_supplicant.conf
# wpa_supplicant -B -Dwext -i wlan0 -c /etc/wpa_supplicant.conf 

Googleにping通ったらだいたい成功で。

# デフォルトのconfを残すとうまく動かないので、必ず削除する

# (当然ですが)LiveCDでこの作業を行なっても本環境には引き継がれません

参考: Beginners' Guide#Setup wireless in the live environment (optional) - ArchWiki
参考: Wireless Setup - ArchWiki

いろいろインストール

pacman の準備

# pacman-key init
# pacman-key --populate archlinux

pacman-key init の実行時、エントロピーを確保しなきゃいけないとかでキーボードをランダムに打たないと完了しない。
(実際めんどくさいのでtty2とかに切り替えて ls -r / とかやるほうが楽かも)

sudo のインスコ

# pacman -S sudo

sudoの設定ファイルを編集して、wheel グループのユーザーがsudoできるようにする

# visudo

この行をアンコメント
%wheel ALL=(ALL) ALL

ユーザーの追加

# adduser tomoari

wheel グループに追加しておこう。

Vim のインスコ

# pacman -S vim

ロケールの設定

# vi /etc/locale.gen
en_US.utf8 とか、 ja_JP.utf8 あたりを必要に応じてアンコメント

# locale-gen

その後、rc.confのLOCALEを編集。

サーバー用途ならだいたいここまでで十分だと思われる。

X11とかKDEとかのインストール

X11のベースパッケージと3Dのアレを入れよう

# pacman -S xorg-server xorg-xinit xorg-server-utils
# pacman -S xorg-twm xorg-xclock xterm
# pacman -S mesa

ドライバを探す
ATI系のオープンソースドライバの場合;

# pacman -S xf86-video-ati

nvidiaとかATIのプロプライエタリドライバの入れ方はリンク先にだいたいのってる、ような。

タッチパッド用のドライバ?をインストール

# pacman -S xf86-input-synaptics

参考: https://wiki.archlinux.org/index.php/Beginners'_Guide#Graphical_User_Interface

X の細かい設定

キーボードの設定
/etc/X11/xorg.conf.d/10-evdev.conf を編集。
編集する行を間違えやすいので注意

Section "InputClass"
    Identifier "evdev keyboard catchall"  # この行のある項目を編集
    MatchIsKeyboard "on"
    MatchDevicePath "/dev/input/event*"
    Driver "evdev"
    Option "XkbLayout" "jp"  # この行を追加。"jp106"ではないことに注意
EndSection

dbus のインストール

# pacman -S dbus
# rc.d start dbus

次回以降のために、rc.dの DAEMONS=() の中に dbus を追加

X を起動してみる

$ startx

満足したら exit 連打してXを抜けよう

超お疲れ様でした。
# ArchWiki の翻訳記事になってしまった……