X Window Systemでキー入力中のタッチパッド無効化 (syndaemon)
2012/7/7
Original:
http://blog.osyoyu.com/2012/07/disabling-touchpad-on-keyinput/
こんにちは。
Arch Linuxに変えてしばらく経ちましたが、一つとってもいらいらしてることがあり
キー入力中、手の平がタッチパッドに触れてしまい、フォーカスが別の場所に移り、入力がキャンセルされてしまうことが多発するのです(´・ω・`)
Windows(もしかしたらドライバだったかも)ではデフォルトでキー入力中はタッチパッドを無効化してくれて、このような誤爆を防いでくれるのですが、
Linux(というよりX)はこのような機能をデフォルトではオンにしていなく、頻繁にフォーカスが飛んでいってしまいます(実際ここまでで3回飛んだ)。
というわけで、キー入力中のタッチパッド無効化をします。
$ syndaemon
Usage: syndaemon [-i idle-time] [-m poll-delay] [-d] [-t] [-k]
-i How many seconds to wait after the last key press before
enabling the touchpad. (default is 2.0s)
-m How many milli-seconds to wait until next poll.
(default is 200ms)
-d Start as a daemon, i.e. in the background.
-p Create a pid file with the specified name.
-t Only disable tapping and scrolling, not mouse movements.
-k Ignore modifier keys when monitoring keyboard activity.
-K Like -k but also ignore Modifier+Key combos.
-R Use the XRecord extension.
-v Print diagnostic messages.
これ一発でOK。
デフォルトでは最後のキー入力から2.0s, タッチパッドが無効化されます。
2.0sはさすがに長く、入力が終了してからしばらく待ってようやく動き出す感覚なので
-i オプションで0.6秒前後に設定すると良い感じです。
さらに -t オプションを指定すれば、ポインターの移動は無効にならずタッピングによるクリックだけ無効にできるので必要に応じて指定するとよいでしょう(適当)。
最後に、こんな感じの行を .xprofile ファイルなどの起動時に読まれるファイルに追記して完了です。
syndaemon -d -i 0.6 -t
他にも便利な設定がArchWikiにたくさんあるのでメモ。-d はだえもんもーど
https://wiki.archlinux.org/index.php/Touchpad_Synaptics